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つらつら

岡潔の本がきっかけで夏目漱石の『明暗』を読みました。
登場人物の心の動きが面白く、思わず電車の中で笑ってしまうほどでした。
未完となってしまったこの本は、最後の話の途切れた部分などから漱石の一流の仕事ぶりが見えたような気がします。
現代にはほとんどなくなってしまった静寂の中で、物語と実世界の間に住む文豪の姿を想像しました。

おとといの夜になんだか急にのどが渇いたので、帰りがけに町のほうをふらふら歩いていました。結局コンビニで缶ビールと焼き鳥を買って、満足して帰った私。たまにはこんなのもいいなぁと思いました。
でも、素直にそのへんの立ち飲みで一杯ってのもよかったなぁと思います。

岡潔先生の言う「自明のことを自明と見る智力」というのを最近よく考えます。

たとえるなら、ボーっと音楽を聴いているときに、ふとあるフレーズがきれいだなと気づく。こういったことが「自明の事を自明と見る智力」というのにも関係しているのではないかなと思います。

そしてそういった智力を育てていくためには好奇心が解きたいと感じる問題を持ち続けることが必要だと、今日銭湯でお湯につかりながら考えました。

風呂から上がると、パンツと間違えて妹のキャミソールを持ってきてしまったことに気づき、履いてきたパンツをまた履いて帰ってきました。

日々いろいろなことがあって、いろいろなことを考え、手一杯になってしまうことがありますが、ちょっとした何かに気づいて、いいなぁとおもう心の余裕はなくしたくないなと思います。
by mickeyhouse4649 | 2007-09-01 19:37
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